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診療・研究案内

網膜・硝子体グループ

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現在、網膜硝子体外来は 月曜日・水曜日・木曜日の午前に行っております。この外来を訪れる患者様は、徳島県で特に患者数の多い糖尿病の眼合併症である糖尿病網膜症が最も多く、他 には裂孔原性網膜剥離、加齢黄斑変性、網膜血管閉塞疾患、黄斑円孔、黄斑上膜など、手術を主とした治療対象となる疾患が多いのが特徴です。

 

糖尿病網膜症は、血糖のコントロ-ルが不良で、罹患期間が長くなるほど眼合併症の発症してくる危険性が高くなります。自覚症状がなくても、水面下で網膜症 が進行し、硝子体出血や網膜剥離等の重篤な合併症を引き起こして初めて気づくケ-スもありますので、内科で糖尿病の治療を受けるのと同時に、眼科での定期 的な検診が非常に重要です。治療としては光凝固療法に加えて、増殖性変化や黄斑浮腫を来したときには硝子体手術が必要です。

 

最近、紹介件数が多くなってきた加齢黄斑変性は、本邦において約31万人の罹患者がいると推定されており、生活様式の欧米化や人口の高齢化に伴い増加傾 向にある疾患です。網膜の中心部である黄斑部が侵されることにより視力が著しく損なわれ、中途失明の原因疾患として注目が高まっています。当院では、蛍光 眼底造影に加えて、高解像度の共焦点走査型レーザー検眼鏡や眼底自発蛍光撮影を駆使し、また光干渉断層計(OCT)を用いて病変を立体的に描出すること で、診断・治療効果の判定に役立てています。治療に関しては、光線力学療法、血管新生抑制薬を用いた治療、あるいはこれらの併用療法を選択して行っています。

 

網膜血管閉塞疾患は、閉塞した血管の種類と部位によって、網膜中心動脈閉塞症、網膜動脈分枝閉塞症、網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症に大きく分類 されます。そのうち動脈系の閉塞に対しては、早急な血流再開と酸素の供給をめざして、眼球マッサージや眼圧下降治療、抗凝固療法などをおこないます。静脈 系の閉塞に対しては、従来の薬物療法や光凝固治療とともに、血管新生抑制薬を用いた治療をおこなっています。増殖性変化や黄斑浮腫を来したときには、糖尿 病網膜症と同様、硝子体手術を行っています。

 

当院では、様々な網膜硝子体疾患に対する硝子体手術を代表とした治療実績があり、現在も習熟した網膜硝子体術者が複数常勤しており、網膜剥離等の緊急疾患に対しても迅速な施術を行っております。

大学病院を受診される際には、まず近くの総合病院や開業医の眼科医の診察を受け、大学病院での専門的な治療が必要かどうか判断してもらった上で、紹介していただいて下さい。

 

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糖尿病網膜症の病因解明・治療に関する研究、光イメージング技術による視細胞形態評価、内藤式25G カニューラシステムによる硝子体手術法